迷惑な広告メールの例

迷惑メールの中でも、最近特に問題となっているのが、一方的に送られてくる、サイトへの誘導を目的とした広告メール(スパムメール)です。
ここでは、私に送られてきた迷惑メールなどを例にして、一方的な広告メールについて考えたいと思います。

広告メールの例と見分け方

一方的に送られてくる広告メールにも様々なものがあります。
私に送られてきたものについて言えば、大きく二つのタイプに分けられます。
1. 件名に「未承諾広告」などの表記がある、ごく一般的な広告メール
2. 件名が無い、または、一般的によく使われる言葉を件名にしている、一見しただけでは広告だと分からないメール。

どちらのメールも、本文の内容は、私には全く興味のない広告で、その信憑性も疑わしい典型的な迷惑メールです。
それでも、メールの一覧表示を見ただけで広告だと分かる、「1」のタイプのほうがまだ良心的です。
「2」のタイプのほうは、件名だけを見ると、何かの連絡目的であるメールのように見えます。
ここに迷惑メール対策の難しさがあります。

全ての広告送信者がルールを守り、件名に「広告」という言葉を使ってくれれば、件名によるフィルタリング(メールをふるいにかけること)が出来ます。
しかし、上記のタイプ「2」のように、件名が一般的な連絡用のメールと同じようなものであれば、そのような単純な仕組みでは解決出来ません。
また、私には必要のないメールでも、これを役立つ情報と考える方もいるかもしれません。
迷惑メールであるかどうかの判断を画一的に行うことも無理があります。

それでは、上記タイプ「2」のようなメールの場合、迷惑メールと判断することが出来ないかと言えば、そうでもありません。
送信者の名前とメールアドレスである程度判断できると思います。
Outlook Express 6で、メール本文を表示せずに、メール表示の一覧から送信者のメールアドレスを表示させてみます。

メールアドレスを表示させたいメールを右クリックし、プロパティを選択します。

送信者の名前とメールアドレスが表示されるので、知人からのメールであるかは、ある程度判断できると思います。
全く知らないメールアドレスから、身に覚えのない件名のメールが届いたのであれば、迷惑メールである可能性が高いと考えることが出来ます。

上図にも少し書きましたが、ここで表示されるメールアドレスは改ざんされている場合があります。
しかし、連絡用のメールでメールアドレスを改ざんする必要は全く無いので、ここで表示されている名前やメールアドレスに覚えがなければ、迷惑メールである可能性が高いと言えます。

以上で、一方的な広告メールの例と、簡単な見分け方についての説明は終わりです。
トラブルを未然に防ぐためにも、迷惑メールだと分かった時点で、メールを削除したほうが良いと思います。
返信したり、「広告配信停止の手続き」などと書かれたリンクをクリックすることは、逆効果になる場合が多いので、控えた方が良いと思います。

▲ページの最上部へ戻る